母に薦められたので、田村裕のホームレス中学生を読んでみた。

 田村裕って、麒麟の声の良い方じゃない方ってくらいしか無かったけど、なんかやたら貧乏だったらしい。で、この本はその極貧時代の話がメインなんだけど、いちいちエピソードがとんでもない。

 ごはんを噛み続けて完全に味も香りもしなくなったあと、それでも噛み続けると一瞬だけ、味のする瞬間があって、田村家ではそれを味の向こう側と呼んだそうな。名前の付け方がお洒落でいいよね。それにしても、さすが米。ガムなら結構長く噛んでたことあるけど、味の向こう側は無かった気がする。

 こういう貧乏話は、ときどき聞くと頑張ろうって気になる。特に田村は、そこから這い上がって成功したんだしね。まぁー、私の食生活も一部やばいけど、いちおう望んでやってるわけで。

 ところで、どっかの首相が突発で辞めたせいで、開店休業中の国会の運営費が無駄に何十億もかさんでいるとかテレビでやってた。どんだけー。もったいないおばけに食べられてしまえ。

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