題は隠語。
 詳しくは内緒ですが、ともかく二年半に渡る厄介ごとがようやく終わりました。長かった。

 終わってみるとあっけないの一言ですが、じわじわと、ずっと精神的に削られていたので、本当にようやくといった感じです。

 さて、スペルと聞くと"つづり"を差し置いて、真っ先に"呪文"が浮かぶ今日この頃。

 ゲームは素敵です。ふぁんたじーはなお素敵です。

 それこそ、現実がどうでも良くなるくらい。

 しかし現実も捨てたものでは無いのです。現実がどうしようも無いからこそ夢があるのです。夢は現実へのアンチテーゼ。どうしようもない現実が無ければ夢も存在しないのです。

 よって、ふぁんたじーを生きる全ての存在は現実に感謝するべきです。

 さらに言えば、全てのゲーム機のプラットフォームは現実です。現実の上で動くファミリーコンピュータの上でスペランカーは動いているのです。

 夢の中で手に入れた最新ゲーム機は、目覚めるとコントローラが消えていてとても、とても悲しいのです。

 ふぁんたじーを生きる者は、今日と、そしてこれからのふぁんたじーのために、今日の現実を生きるのです。

 現実の放棄は、ふぁんたじーの放棄。

 妾は生きようと思います。あくまでふぁんたじーに生きる者として、現実を。