男子「頭ポンポンでさりげなくスキンシップ」→女子からしたら一番アウトだったりする事は義務教育でちゃんと教えてほしかった
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ものすごく長いけど、個人的には問題はクライアントサーバモデルのせいだと思いますの。

男性から女性に何かアプローチして返事や反応をもらうことは出来るけれど、その逆は出来ないとしたとき、それは男性がクライアント、女性をサーバとしたクライアントサーバモデルであると考えることが出来ますの。

クライアント・サーバ間で通信を行うときの特徴は、いま書いたとおり、サーバからクライアントに情報のリクエストが出来ない、ということですの。

では、その制限の下でサーバからクライアントに情報を送るにはどうしたら良いかというと、わらわが知っているのは次の3つくらいですの。(基本的にWebの話)

 1.定期的にリクエスト(ポーリング)
 2.Comet(ロングポーリング)
 3.WebSocket(軽量プロトコルでの常時接続)

1は、ある種の「御用聞き」のようなもので、クライアントがサーバに対して「なにかありませんか?」とちょくちょく聞きにいくというものですの。
クライアントは何度も聞きに行かなければいけない上に、サーバ側もいざ用事があった場合も次に来てくれるまで待つ必要があり、リアルタイムには情報が送れない欠点がありますの。

2は、御用聞きの変形で、「なにかあったら言ってくださいねー」と、相手の前で待つというものですの。
用事があったときにすぐに伝わるのはいいけれど、ずっと目の前にいられるのはお互いに負担が大きいという欠点がありますの。

3は、直接いくのは大変なので、SNSで連絡取れるようにして帰ってくるというものですの。
リアルタイムで負担も少なくていい方法だけれど、古いクライアントだと対応してない欠点がありますの。

この3つの方法をクライアントが取り、それをサーバが迷惑に感じた場合、それぞれ次のように言い換えることが出来ますの。

1.セクハラ
2.ストーカー
3.パワハラ

ただ本来、クライアントサーバモデルを採用している以上、サーバがクライアントにアクセスしたいと思っている可能性が0でないかぎりは、構造的に、クライアントはサーバにリクエストを送り続けざるを得ないのですの。

これを防ぐためには、ファイアウォールでリクエストそのものを弾いてしまうか、クライアントサーバからP2Pに移行する必要がありますの。

P2Pであれば、旧クライアントは「相手のリクエストのためのリクエスト」を送る必要がなくなって省力化できるし、旧サーバにとっても、迷惑なクライアントからのリクエストを激減させられることになりますの。


一方で、「そうではなく、頭ポンポンは通信プロトコルの選択が不適切であるという問題だ」というのも当然ある話だと思いますの。

ただこれも、サーバ側の希望プロトコルをクライアントが知りようが無いのであれば、クライアントとしては「とりあえず知ってるプロトコルで投げる」とか、それでダメなら「ポートスキャンして、とりあえず反応が返ってきたポートに投げる」という以上のことは出来ないはずですの。

これはサーバ側の不備であり、その原因の一つとして、正解のプロコトルが公開されていない場合のアクセスの困難さを、その周知責任を持っている側が知ることが難しいということがあると思いますの。

P2Pであれば、お互いがサーバでありクライアントとなるので、アクセスする苦労も、される苦労も互いに共有することが出来て、結果として誤った通信プロトコルが使われることも自然と減っていくと思うのですの。