A:「まさに今の仕事がそうです!」
B:「実はちょっと、やりたいことがあって!」

あなたはどっち派?


あるいは、こう?
C:「仕事なんてやりたくない!」


A・B・C、どれを選んだ人もいると思いますの。
でも、どれを選んだかは問題ではなくて、大事なのは、いま選ぶために何を考えたかですの。

おそらく、
「いまやっている仕事は、自分にふさわしいものなのかどうか…?」
ということを考えたのでは無いですの?

やりたい仕事は?と聞かれているのに、いまの仕事のことを考えてしまう。
いまの仕事に不満があればあるほど。
「やりたい仕事」なんて素敵なものと対比されて、どんどん今の仕事のアラがみえてくる。

それはすべて自然なことで、
なぜなら、そういうふうに仕向けたいじわるな質問だからですの。

そう、いじわるな質問。
問題は、これとおんなじような質問を、企業。いまの仕事を振ってる張本人が、社員にぽいぽいするということですの。キャリア支援のための参考情報、なんて言って。

なんで社員にいじわるするのか逆に聞きたいですの。

社員の希望を叶えてあげるというのは、企業にとってはとても非合理的でハードルが高いこと。企業が自分の都合で辞令を出すときに、たまたま社員の希望が一致していたらドヤ顔ができる、という程度の話ですの。
なぜなら、お金をもらって苦痛を我慢しにいく、という労働世界観なのだから。

それなら質問を変えて、
「あなたが一番やりたくない仕事はなんですか?」
と聞いて、それを任せることになった場合には申し訳無さそうに頼む、というほうが健全ですの。企業としても、希望を叶えてあげるのは無理でも、地雷を避けてあげるくらいならまだ実現できる可能性がありますの。

そして、この逆パターンの質問こそ、
深く考えれば考えるほど、いまの仕事がマシに思えてくる質問。
日々が幸せになる可能性を秘めた、やさしい質問なのですの。



実は、趣旨自体は前にどこかの記事で書いてあったことですの。
その記事では「期待をもたせて裏切るのはひどい」という感じだったけれど、実際、もっとひどいことのような気がして。なんとなくずっと気になっていてたので、吐き出してみましたの。

どの記事か忘れて見つからなくなってしまったので、もしかしてぜんぜん違ったり、まったく同じだったりすると恥ずかしいですのって思いつつ。。

じわじわ殿様商売になりはじめてきたAmazonにかわって、応援しておきたいヨドバシ.com。

ぱっと見、Amazonよりちょっと割高に見えるのですけど、
10%のポイント還元がほぼ全商品に付いていて、ポイントまで入れるとAmazonよりわずかに安くなってることが多いようですの。

ただ、少し悩むのが、ポイントを使って支払った分にはポイントは付かないという点ですの。

ポイント含めてAmazonとトントンということは、付かないなら割高ということですの。つまり、ポイントを使うときには必ず割高なお買い物になってしまう、、ということは、1ポイントに、1円の価値が実は無いのですの? そして、1ポイントに1円の価値が無いのなら、ポイント含めてAmazonとトントンというのもあやしくなってきますの。どういうことですのー!

これじゃおちおちお買い物も出来ないので、大雑把な計算をしますの。

それぞれ次のような関係だったとして、、
 (1)Amazon価格×1.1=ヨドバシ価格 (*1)
 (2)ヨドバシ商品は必ず10%ポイントがつく
 (3)ポイントで支払った分にはポイントはつかない

これで架空のお買い物をしてみると、、

NIVEAツナ缶
 Amazonで1000円 : ヨドバシでは1100円(110ポイント還元)

ポッキー(生姜味)
 Amazonで100円 : ヨドバシでは110円(11ポイント還元)

この2つをAmazonで買うと、、
 1000+100=1100円が必要ですの

そしてヨドバシで買うと、、
 1100円でツナ缶と110ポイントを受け取ったあと、
 110ポイントを使いきって生姜ポッキーを受け取るので
 1100円が必要ですの

つまり、びっくり!基本的には価格の差はなかったみたいですの。
なにか差がでると思って計算してたので、ほんとうにびっくり。

また、ポイントの還元率が10%で揃ってる限りは、どの商品で貯めて、どの商品で使っても差はないはずなので、いつ貯めて使うかのタイミングを図る必要も特になさそうですの。

まあ、Amazonの価格と必ずしも綺麗に連動してる保証は無いので、一応、はっきりわかるほど高値になってないかは確認したほうがいいかもしれないけれど、それはAmazonにも言えることですの。
1品から送料無料で、届くのがやたら早くて、90日保証までついてるので、基本はヨドバシで、なかったらAmazonっていう流れだと幸せになれそうですの。

Amazonで送料無料にするために、あれこれカートに追加していてそう思いましたの。


(*1)
「10%ポイント還元でAmazonとトントン」と考えると、ヨドバシ価格はAmazon価格×1.1ではなくて、×1.111111…かも?と思ったのですけど、実際にいくつかの商品で価格を比べてみたら、×1.1付近になってたのですの。ポイント込みで微妙に安くなるのは、たぶんそのせいですの。

変数に値を再代入する方法をしらない人が書いたコードの中では、変数とは定数のことである。

ゆるい言語、きびしい言語、いろいろあるけれど、使う人が常にすべての機能を正しく知っているとは限らないですの。むしろ、大小の違いこそあれ、全ての人は自分なりのサブセットだけを使ってコードを書いている、と言っても過言ではありませんの。(*)

さて、一見して無駄が多く、構造的に弱そうなコードであっても、良かれと思って書きなおしてしまうと問題が起こることがありますの。

それは直接的には、既存部分と書き換えた部分の不整合のせいだったり、書き換え方がそもそもまずかったせいだったりするわけですけど、、根っこには、書いた人と書き直した人の、お互いのサブセットの衝突があると思いますの。

よく勉強して、フルセットに近いサブセットを持っているほうが常に正しいか、というとそうでもなく、不完全な学習によって作られたサブセットが、ある種のドメイン固有言語となっている可能性もありますの。

オール天然素材でつくった、ロハスでおしゃれで、だけど頑丈で安全!と噂の橋をトラックで渡るのなら、その前に、それが歩行者と自転車しか知らない人が作った橋じゃないことを確認してからのほうがロハスですの。

郷に入れば郷に従え、という通り、
既存のコードを分析するときは、言語のフルセットの機能から考えるだけでなく、書いた人のサブセットの姿も考えないと、本当の意味は見えてこないのかもしれないと思ったのですの。


*) アセンブラや、Brainf*ckみたいな小さな言語もあるので実は過言ですの。

歌舞伎とウィンドウズOSの意外な共通点とは?
http://diamond.jp/articles/-/95552

歌舞伎役者の襲名についてWindowsで例える、元マイクロソフト日本法人社長。
おくだ では、こう考えたらいいと思います。「五代目中村勘九郎は、十八代目中村勘三郎に“バージョンアップ”した」と。
成毛 つまり、Windows 98がWindows 98SEになるようなものだということですか。
おくだ その役者個人の歴史で言えば、キャリアや年齢に応じて演技の幅やスケールが大きくなり、それに見合った芸名に変わっていくのは、バージョンアップと言えますよね。
10でナンバリングが止まる予定のWindowsで例えられると、すごくそわそわしますの。

OSと歌舞伎をくっつけるならMacがいいですの。

次世代OSを目指してCoplandを作っていたのが頓挫して、OS7の次どうしよう…となり、買収したNeXTSTEPをベースにOSXを作ることに決定。Coplandから使えそうなところを集めてOS8を作り、OSXとの橋渡しとしてOS9を作ったところで、ついにMacOS直系の時代は終わり、OSXへとバトンタッチ…という流れに継承・襲名感をものすごく感じますの。

Windowsも、95の直系がMeで終わって、NT系列から伸びてきた2000にバトンタッチするとか、セキュリティ的に弱いWinAPIを置き換えるべく作っていたWinFXが、置き換えまでは行けずに.NET Frameworkとして未だ共存しているとか、血脈感ではむしろ負けてないのですけど、、

やっぱりMacのほう、Appleを追放されたジョブズがヨソで作ったのがNeXTSTEP、というのがポイント高いですの。実力はあるけど、素行に問題がありすぎて追い出された家元が、一家の危機に見知らぬ青年(息子)を連れて帰って来たみたいな、古き良きお家騒動感がたまらないですの。

あれ?
そういえばWindowsがというか、むしろMacこそOSXでナンバリング止まってるきがしますの。もしかして、Windowsが9を飛ばして10にして、それを最終バージョンにしたのって…

ジョブズが亡くなる少し前にビル・ゲイツが訪ねてきたらしいけど、そこで、まあ昔は色々あったよね、なんて雑談の中でぽろっと出た「ナンバリングのジョーク」を、律儀にビル・ゲイツが実行した…なんて真相だったら素敵だなぁって思いましたの。