文章が軽くホラーかもしれないので、嫌な人は飛ばしてね。
 ちょっと、昔作りかけで放置してたゲームを遊んでみたんだ。
 
 起動すると、眼前には雄雄しく展開する兵士たちの姿が3DCGで映し出されうんたらかんたら!

 まぁ、ポリゴンモデルの見た目は微妙だし、ソースコードはテラ汚いわで、一見ロクな代物には見えなかったわけだけれど。実際動かしてみるとこれがなんか、凄いインパクト。

 作りかけだから、眺めるくらいしか出来ないんだけど、毎回のおおまかな流れはこんな感じ。
 なんか、前にも取り上げた気がするけど、作った本人が忘れてたのでニュートラルにもう一度。

 まず、始まった瞬間、作戦も何も無く敵味方全軍が正面から総攻撃。
 敵の姿が目で見える距離になると、互いの魔法部隊が一斉に詠唱を開始。
 おびただしい数の光弾が空を埋め尽くし、両軍に降り注いだ後、爆発。
 この一撃で、前線の兵士があらかた薙ぎ倒されて骸に。恐怖で逃亡する兵士もちらほら。
 続いて槍やら剣やらが激突して激しい戦いを展開。
 この辺りで不意に槍兵あたりの一団に乱入されると、魔法部隊は一瞬で壊滅。
 趨勢が決してくると逃亡兵が続出するため、劣勢の軍は瞬く間に壊滅。

 必見のポイントは、

 グロいグラフィック
 ・ダメージ量に応じて血が噴出する。(さらに、HP0になると出血大サービス)
 ・死体が残る。(しかも、ご丁寧に青ざめた顔で)

 渋過ぎるシステム
 ・仲間の戦死の他、逃亡兵の目撃、士官(隊長?)の戦死でも恐怖が起こる。特に、士官が戦死すると指揮下の兵士全てに大きな動揺が走る。運が悪いと、初めの魔法攻撃の時点で士官が何人か消し飛ぶ→前線で逃亡兵が大量発生→逃亡兵が更なる逃亡兵を呼ぶ→総崩れ。

 魔法の集中砲火も凄いけど、抵抗空しく槍兵あたりに集団で串刺しにされて血を噴きながら後ろに倒れる兵士だとか、妙にドラマチックな迫力があったり。なんて、あんまり近くで眺めてるとサクッと自分もやられちゃうんだけど。

 技術不足でまとめ切れなかったり、需要の方向が違ったり(*)。色々あって完成しなかったゲームだけれど、あらためて触ってみるとやっぱり、自分はこれ好きだなぁと思う。まぁ、そりゃ好きで作ったんだから当たり前なんだけど、それが未だに色褪せて見えないのは驚き。

 ぎゃー。ゲーム作りたい作りたい作りたい。
 技術的には確実にレベルアップしてるのに、それを最高の舞台で活かせないのが悲しい。
 最近はプログラムから音楽まで、必要なもの全部フリーウェアで賄わせてもらってるし、あとは時間さえあれば。

 勢い、取り掛かってしまえば作れるだろうけど、逆に他の事をほったらかしにしてしまいそうなので、多少まとまった時間がないと怖くてとっかかれないのでした。ちょっと大げさに言えば、過去、いろいろなものを代償として失ったり失いかけたりしたしね。

 創作は麻薬なり。


 *)文化祭の出し物で死屍累々はやめてぇぇ( ・ω・)エー?