最近読んでいるClean Architectureの著者のRobert C. Martinさんが、Wikiを使ったテストツール FitNesseの作者さんでしたの。びっくり。FitNesseは以前、テストについて調べていたときに見つけて面白いなーと思ったツールだったのですの。

ソフトウェアの世界の有名人なのだから、なにかすごいソフトを作っていても驚くことではないはずなのですけど、いざ遭遇すると破壊力が高いですの。

そういえば、Winnyで有名な(?)金子勇さんを初めて知ったのは、NekoFightの作者さんとしてでしたの。

NekoFight
http://kaneko-isamu.la.coocan.jp/nfight.htm 

あんまり話題になった記憶のないソフトなのですけど、実際、とんでもない作品で。初めてみたとき、世間知らずなわらわは「ネットの世の中にはこんなものを作れる人がごろごろいるのかー」と、ショックを受けた作品でもありますの。

10年くらい前、AIを作ろうとして、3層ニューラルネット+バックプロパゲーションを勉強していて、難しすぎてぜんぜんわからなくて困っていたわらわの目に飛び込んできたのが、この文章でしたの。
 AIの方式は単なる3層ニューラルネットで、学習アルゴリズムは私独自のED法(誤差拡散法)です。
ED法は、バックプロパゲーションが実際の神経系のメカニズムとしてはありえないというのが気になって私の方で考え出した学習アルゴリズムですが、 学習速度が非常に速いのと、中間層を増やせば無制限に性能が上がるのが特徴のアルゴリズムです。私の方では、おそらく本物の脳みそ(前頭前野大脳皮質)も こんな学習アルゴリズムなんじゃないかと思ってますがもちろん確証は無し(笑)
ものすごく苦労しても理解できないものを、あっさり(?)超えていってしまう。こんな人がその辺にいるなら、わらわがやってもしょうがないのでは?と思ったものですの。

あとで経歴を知ってびっくり。ぜんぜんその辺にいないレベルの人でしたの。(原子力研究所で働いて、未踏ソフトウェアに参加して、東大大学院で教えてた人)

NekoFightは、そのうち注目されて解説でも出回らないかなと思ってずっと見ていたので、まさかの訃報に別の意味でもショックを受け。。

なんだかうまくまとまらない文章になってしまったのですけど、話を戻すと、技術書の内容自体ではなく、”人”について調べてみるのも面白いかなと思ったのですの。

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