それまで自動テストを導入していない状態から、いきなりフルセットのテスト項目を想定してテスト駆動開発をはじめるのは大変で当然だと思いますの。

そこで思ったのは、次のようなステップで進めていけば始めやすいのでは?ということですの。
  1. 要求を実現するための、シンプルなテスト項目だけで開発を進める
  2. たいてい訪れる「実装中にうまくいかなくなって動作を検証したくなるとき」が来たら、その内容をテスト項目として追加していく
  3. あらかた形が出来てきたら、テスト項目を増やしてフルセットに近づけていく
おそらく、いきなり網羅的なテストとか、異常テストとかを盛り込んで始めるのは、慣れた人でないと難しいのではと思うのですの。

というか、実装前にクラス/メソッドレベルで完璧に設計が出来ているというのは非現実的なので、実装しながら問題点に気づいてあれこれ変えて形を作っていくことを考えると、こういう感じでないとロスが大きいと思うのですの。

ただ、試してみたわけではないので、いまのところ空論ですの。
これまでの議論から必然的に導けるのは、コンポーネントの構造をトップダウンで設計するのは不可能だということだ。コンポーネントの構造は、システム 設計の際に検討するだけのものではなく、その後もどんどん変わっていく。
Clean Architecture 達人に学ぶソフトウェアの構造と設計
第14章>トップダウンの設計 より

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