省庁データ、近く西暦で統一…来春は間に合わず
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180520-00050149-yom-pol


良いことだと思いますの。でも、書類などに出力するときは今まで通り和暦で出すらしくて、口惜しい感じですの。いっそ全て西暦にしてしまえばいいのにですの。

そもそも和暦がなぜ必要なのか。いまだに、わらわは西暦→和暦の変換を暗算では出来ないですの。ものすごくたまにしか使わないからですの。

ときどき、なぜわざわざキリスト教の暦を使わなければならないのかと言う人がいるのですけど、それは改元がないからですの。改元さえ無いのなら和暦でもいいけれど、それがある以上、和暦は使用に適さないですの。

もしどうしても和暦を使いたいのなら、改元を捨てるしか無いですの。つまり、今からでも「平成からは改元なし」とするのですの。そうして平成500年、平成2500年…となっていくのなら、まだ許容範囲ですの。過去については西暦と併用するとしても。

一方で、もし文化的な意味で、和暦を今まで通りの形で「残したい」のなら、実用に使うことは辞めたほうがいいですの。実用に使う道具は必ず、使う人の要望で変わっていくものですの。

国家施設の飾りや、国家イベントの旗にだけ書かれるような、そういう非日常で非実用な、象徴的な存在になればいいと思いますの。和暦の基準になっている天皇がそうであるように。


…と思ったとき、ふと、
天皇の状態変化が、使用を義務付けられている暦にクリティカルな変化を及ぼすという構造は、天皇は象徴でなければいけないという制約からやや逸脱するのでは?と思ったのですの。

そしたら、公文書での和暦の使用は特に法令などで義務付けられているものではなく、ただの慣習らしいですの。なるほど、ならセーフだと思いますの。頑なに和暦だから義務なのかと思ってたですの。

しかしそれなら、なおのこと西暦に統一するか、せめて記入欄に西暦も印刷してどちらで書いても良いようにしておいて欲しいものですの。どうせもう中身は西暦になるのだし。

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