それ系で、まさか泣かされるとは思わなかったですの。

Java、C++、Python…プログラミング言語擬人化計画!
http://next.rikunabi.com/tech_souken/entry/ct_s03600p002412
(Web魚拓)

C++お姉さんが多彩とか、C#が成長著しい幼女とか…
と書くと、よくある擬人化みたいだけど、PHPだけ人間じゃないみたいなのをはじめ、言語の雰囲気や歴史、使ってる人のタイプまで鋭く表現されてて凄いですの。

特にRubyは衝撃的で、あの言語の妙な愛でられ方に感じてた違和感が、一気にすーっと消えましたの。もう…パパはRubyに甘いんだから的な優しい世界。こんなにも理解を助けるイラストは偉大だと思ったのですの。


読んでもないのに比較に出すのはひどいけど、
本探しの最中、「擬人化でまなぼ!ネットワークのしくみ」のレビューで、
また、擬人化キャラがMPEGやJPEGとしての特別な特徴があるわけでなく、ネクタイに誰が何を表しているかだけなので、正直擬人化しているメリットがわからない
こういう指摘があったのを見てたので、やっぱり理解を助けるほどの擬人化って簡単じゃ無いんだろうなって思いますの。


で、結局なにに泣かされたのかと言うと、もちろんJavaScriptですの。

言われてみればたしかに、JavaScriptほど戦火に翻弄されてきた言語も無いですの。ほかの言語は競争こそあれ、いちど自分が設置された家は安全地帯でしたの。でも、JavaScriptの実行環境はブラウザ。

そのブラウザっていうのはまさに、代を変え、相手を変えながら、延々と戦争してる紛争地域。そのせいで特に昔のJavaScriptは、基本的な命令すらブラウザ同士で互換性が無いような悲惨な状態だったそうですの。

もちろんプログラマにも恨まれるし、それはちょっと変わった子になるのもしょうがないですの。

なんかこだわりの強いオブジェクト指向だったり、関数型言語みたいだったりするのもしょうがないですの。とか思ったら、泣いていましたの。


実際のところ、そういう仕様は別にブラウザ戦争に巻き込まれたからではなくて、最初からそういう言語だったのですけど、イメージがはまり過ぎてるので、もうそれでいいですの。

それにしても、ブラウザ戦争が凄惨化した8割くらいはマイクロソフトの横暴のせいだと思ってるのですけど、そんなマイクロソフトが「パパがRubyを愛でるように」育てたC#と、JavaScriptの関係に妄想が膨らんでしまいますの。

後発の強みでオブジェクト指向+関数型言語してるC#と、古いのに昔から近い機能を持ってるJavaScript。なんとなく対照的でもありますの。そういえば、Node.jsの登場で今では仲良くサーバサイドで殴りあってるそうですの。

JavaScript「来ちゃった」
C#「ゆだんした!」
JavaScript「ならキミがブラウザへ来る? あそこは地獄だよフゥハハハ」
C#「こわい!たすけてパパ!」
マイクロソフト「まってて!いまTypeScriptつくってるから!」

きっとこんなかんじですの。

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